文学研究
オタク商法......カドカワ商法とか言われたりもするが、すなわち設定の断片=材料 を売り、消費者に創作(妄想)させ、消費者はさらなる創作のために材料を買い求める、そんな商法。 たとえば特典で付いてくる一枚絵から、巻末のキャラクターデータから。キャ…
純文学と大衆小説。これを分けて、評価することはもちろん好かない。けれど小説に大きく分けて二つのパターンがあることは、確かだと思う。 パターン①…場外ホームラン! 打った本人(作者)もその行方は分からない。みんなも探してくれ……というもの。 パター…
軽井沢のセミナーハウス、コース合宿の二日目。隣でカレーライスを食べていらっしゃったM先生が言った。 「でも、論文を書くのは楽しいですよね。どうして自分はこの作品が好きなんだろう、と確かめながら書く作業は、楽しい事です」 そうだ、そうだった。レ…