三室山

本を読んだり映画を見たり、鉄道唱歌の旅に出たり

鉄道唱歌の旅~東海道本線/中央本線/山陽本線編~①

去年の年末に行った、ひとり鉄道唱歌の旅~東海道本線編~ & ~中央本線編~ 
+ちょっと山陽本線編、の旅行記をちょっとずつ載せて行きたいと思います。部誌に書いていたもののリサイクルなので、テンションがいたたた…なのはご愛敬。


青春18きっぷで行く!東海道本線中央本線完乗&宮島弾丸観光ひとり旅

f:id:longtian122:20171125221502j:plain


青春18きっぷとは☆
 よく勘違いされるが、別に18歳以上でも使える。春・夏・冬の長期休みに合わせてJR各社が出している、超お得な切符。
 JR北海道/JR東日本/JR東海/JR西日本/JR四国/JR九州全線の普通・快速列車の普通車自由席・BRT(電車の代わりに運行される高速バス)・JR西日本宮島フェリー、これらすべてに1日に自由に乗り降り×5回分。まあ簡単に言うと、新幹線とか特急とか以外のいわゆる普通のJRの電車なら全国どこでも1日乗り放題ってことです。
 これでお値段なんと5回分11850円。つまり1日2370円! すごいや!
www.jreast.co.jp


 今回はそれを使って、東海道本線を完乗(全部乗ること。乗り鉄がよくやる乗り方のひとつ)、山陽本線で宮島にも行ってみて、帰りは名古屋から中央本線を完乗して帰ってくる、という乗り鉄一人旅をしてみました。はじまりはじまり~



【1日目 12月29日 木曜日 晴れ】
 昨日の11時間勤務によるハイが抜けないまま、早起きします。でも始発に乗る根性はないので、7時半東京駅くらいを目指します。まずは地元から東京駅へGO!
 ところで今回の目的は完乗もそうなのですが、大好きな「鉄道唱歌」の歌詞に沿って行く、というのも大きな目的です。いつも聞いてるあの歌詞、今はどうなの!? という、いわゆる聖地巡礼です。オタク的な意味で。なので以下、進むごとに歌詞をぺたぺた貼っていきますね。


鉄道唱歌とは☆
 明治時代に作詞された唱歌。鉄道路線えの沿線に沿って、七五調で駅名や名所古跡が詠まれている。全6集(東海道編、山陽・九州編、欧州・磐城編、北陸編、関西・参宮・南海編、北海道編)、計374番。他にも「新鉄道唱歌」「汽車」「~唱歌」といった鉄道唱歌系(?)は多々ある。
 駅名や沿線の名所古跡がリズムよく、上手に韻を踏んで歌われている! と感動して、ハマりました。ちなみに、6集全部歌うと1時間半以上かかるらしいです。

www.youtube.com


東海道本線 普通 熱海行>
 鉄道唱歌は品川駅の発車メロディーでおなじみ、「汽笛一声新橋を♪」ですが、東京から始まります。だって今の東海道本線の起点は東京だし。
 ちょっと説明すると、鉄道唱歌が出来た後に、東京駅ができたのです。そんでもって、この歌詞にある新橋駅は今の新橋駅じゃありません。1972年に出来た旧新橋駅は1914年に汐留駅に改称され、1987年に廃止、現在は「旧新橋停車場跡地」になっています。

7:42 東京駅
 そんな訳で、汽笛ではなく発車メロディ一声東京を、はや我が汽車ではなく電車は離れたり…。
 東海道本線の起点、東京駅を出発です。起点ってい言っても今は湘南新宿ラインとか上野東京ラインとかがあるので東京駅が始発のやつはあんまりないです。
 どういうことかってそれは、東京駅から乗っても座れないってことです!

7:44 新橋
 ♪汽笛一声新橋を、はや我(わが)汽車は離れたり、愛宕(あたご)の山に入りのこる、月を旅路の友として♪
♪右は高輪泉岳寺、四十七士の墓どころ、雪は消えても消えのこる、名は千載の後(のち)までも♪

 違う新橋駅だけど、新橋なので鉄道唱歌東海道編の歌詞1・2番。

7:51 品川
 ♪窓より近く品川の、台場も見えて波白く、海のあなたにうすがすむ、山は上総(かずさ)か房州か♪
 鉄道唱歌発車メロディーを聞きつつ、神奈川県を爆進します。

8:00 川崎
 ♪梅に名をえし大森を、すぐれば早も川崎の、大師河原(だいしがわら)は程ちかし、急げや電気の道すぐに♪
 ハイ、歌詞にある大森は飛ばしましたね。昔の各駅は今の京浜東北線ってとこでしょうか。(京浜東北線東海道本線東北本線のそれぞれ一部を繋げた運行上の名称で、実は路線としては存在しないのです。……詳しくはwikiを見よう!)

8:08 横浜
 ♪鶴見神奈川あとにして、ゆけば横浜ステーション、湊を見れば百舟(ももふね)の、煙は空をこがすまで♪

8:18 戸塚 8:24 大船
 (♪横須賀ゆきは乗換と、呼ばれておるる大船の、つぎは鎌倉鶴ヶ岡、源氏の古跡や尋ね見ん♪ 八幡宮の石段に、立てる一木(ひとき)の大鴨脚樹(おおいちょう)、別当公暁のかくれしと、歴史にあるは此蔭よ♪ ここに開きし頼朝が、幕府のあとは何かたぞ、松風さむく日は暮れて、こたえぬ石碑は苔あおし♪ 北は円覚建長寺、南は大仏星月夜、片瀬腰越(こしごえ)江の島も、ただ半日の道ぞかし♪ 汽車より逗子をながめつつ、はや横須賀に着きにけり、見よやドックに集まりし、わが軍艦の壮大を♪)
歌詞が好きなので載せましたが、これは東海道本線じゃありません。横須賀線です。そう、横須賀行きは乗換と~♪と、鉄道唱歌の方は乗り換えちゃったわけです。こんな感じで鉄道唱歌は結構脱線します。鉄路だけに。でもこの歌詞、良いでしょう!? 好き。

8:28 藤沢 8:32 辻堂 8:36 茅ヶ崎 8:42 平塚 8:49 大磯
♪支線をあとに立ちかえり、わたる相模(さがみ)の馬入川(ばにゅうがわ)海水浴に名を得たる、大磯みえて波すずし♪

8:54 二宮 8:59 国府津
(♪国府津(こうづ)おるれば馬車あり、酒匂(さかわ)小田原とおからず、箱根八里の山道も、あれ見よ雲の間より♪ いでてはくぐるトンネルの、前後は山北小山(やまきたおやま)駅、今もわすれぬ鉄橋の、下ゆく水のおもしろさ♪ はるかにみえし富士の嶺(ね)は、はや我そばに来(きた)りたり、雪の冠雲の帯、いつもけだかき姿にて♪ ここぞ御殿場(ごてんば)夏ならば、われも登山をこころみん、高さは一万数千尺(すせんじゃく)、十三州もただ一目(ひとめ)♪)
 国府津から三島に入るまで、鉄道唱歌が歌っているのは、今の御殿場線です。なので東海道本線に乗っている私は通ってません。けど載せます。横須賀の時と一緒です。
 鉄道唱歌の歌詞からもわかる通り、昔はこっち(御殿場線)が東海道本線のルートでした。しかし1934年に丹那トンネルが開通してから、今の東海道本線のほうのルートが東海道本線になって、それまでのルートが御殿場線と呼ばれるようになったのです。
 なんでそうなったかというと、御殿場線の方は勾配が急で、上り下りで補助動力を連結したり切り離したりと時間も手間もかかってしまうのですね。なのでトンネルが掘れたらそっちを通った方が早い、という訳です。東京駅と同じく、鉄道唱歌の後に起こった変更なので鉄道唱歌には反映されていない。ので、熱海で乗り換えて乗る次の電車の途中、三島まで歌詞はありませ~ん。

9:03 鴨宮 9:07 小田原 9:10 早川 9:15 根府川 9:20 真鶴 9:24 湯河原 9:31 熱海
 終点熱海、乗り換えです!そしてJR東日本/東海の境目です。


というわけで今回はここまで!
↓張り付けたのばら社の鉄道唱歌本は、この時持ってったやつです。

鉄道唱歌 明治33年の汽笛一声から 昭和初期の駅スタンプ付 (野ばら文庫)

鉄道唱歌 明治33年の汽笛一声から 昭和初期の駅スタンプ付 (野ばら文庫)

鉄道唱歌 全曲[地理教育 鉄道唱歌 全5集334番]

鉄道唱歌 全曲[地理教育 鉄道唱歌 全5集334番]


お次はこちら
longtian122.hatenablog.com