自分を裁く
先日の共同回心式で、自分を裁いてはいけない、という講話があった。他人を裁くな、はよく言われるが、自分も裁いてはいけないらしい。
真面目な信徒ほど自分を裁いて責める。その先には暗闇しかありません、とおっしゃっていたが、元来私は真面目に不真面目かいけつゾロリを目指しているので、基本的には「次から気をつけまーす!」と流すようにしている。しかしたまには、私は罪ばっか重ねて改善もせず!のうのうと生きてごめんなさい。と落ち込みへこむ時期が来る。自分の理想と現実の差に絶望する。
この時に、「あぁ今、失敗(イライラとか。まあ罪ってやつですね)したな」と気づくだけで終わるのが、自分を裁かないということらしい。そうすれば、他人を見た時も同じように裁かずにいられると。確かに。
自分の失敗で与えてしまった他人への影響も、自分への影響も、どちらも偶然で必然。私もあなたも偶然を司らない。ので、裁くことはできない。
だからあまり気負わず、失敗に気付けるときは気づいて、次から気をつけまーす! くらいで地道に一進一退していくしかないんだなあ。
関連: