友人が自殺してるかも…安否確認の110番
「自殺 ほのめかし 110番」
とかで検索しても、110番したあとのことが書いてねーんだよ! ということで、今晩もそんな迷える子羊が眠れぬ朝を迎えることがないように書くことにします。
友人が今度こそダメだ、と第六感が囁くとき、そして直接は行けない深夜、どうしたらいいの!?
「友人 死んでるかも 」などで検索すると、その答えは割とすぐでてきます。そうです110番。
用意するものは、友人の住所、電話番号、本名、自殺をほのめかす発言/発信の証拠、度胸。生きていた場合に絶交されても構わないという覚悟。あと自分の名前。
可能であれば病名などの情報もあれば良いです。
どう言えば伝わるかというと、110番して、なんかごにょごにょ、友達が死んでるかもしれなくて…あの……と言えば、ちゃんと案内してくれます。
が、スマートに行きたいときは
「(自殺をほのめかす)友人の安否確認をしたいのですが」
と言えば良いでしょう。
私はごにょごにょ言ってたら千葉県警さんにサラッとそう言い直されました。ので、そのあと繋がれた警視庁さんには何食わぬ声でそう復唱しました。
(私は千葉からかけてるのに安否確認したい相手は東京都だったので途中から警視庁に繋がれた。私も気が動転してのっけから勢いよく住所とか言っちゃって、落ち着けそれは東京都だ!ってことになった)
で、上記の情報を聞かれるままに伝えればいいのですが、最後に「もしかしたらまた警察のほうから電話があるかも知れません/電話でご協力頂くかも知れません」とか言われます。ハアそりゃもちろんよろしくお願い致します、って感じで通話は終了する訳ですが、ここからが問題。
何がって、安否確認の結果を教えてくれるわけではないのです。おいどうなったんだよ!
今回の110番はこれまた違う友人と相談して行ったのですが、その後我々は当たり前だけれども眠れず、朝までLINEで通話して、その子が死んでるか否や、最悪の状況から希望的観測まで、30パターンほど話し合いました。結局自分のこと以外は冷静で薄情な己を反省したりもしました。だって私は話しながら絵描いてたし。そのあと人生で最も真剣にロザリオを一環祈ったけど、そのまま始発で訪問することも無く爆睡したし、迷ったけど前々から楽しみにしてたオタクイベント行きましたからね。結局自分しかかわいくないし、本多(豊饒の海)にはなれない。
ペルソナを分裂させながらオタ活して、短調のクラシックギターを聴きながら夕刻、死んだ顔でその子のマンションに赴き、インターホンで予想外に元気な声を聞くまで。我々の中で彼女はある時は死に、ある時は病院に居、ある時は寝て、ああそっかこれがシュレディンガーか! とオタク10年目にして初めてしっくり来ました。
夜通し死者を語らうのことを通夜と呼ぶならば、あれは確かに通夜だった。
と、こんな薄情列伝はさておいて、警察からは連絡ないよ!ってことをお伝えしておきます。
もしかして最悪の事態であれば来たのかも知れませんが。なので、110番する時は気が動転していると思いますが、最後にそういう連絡はしてくれるのかどうか聞いておくべきです。
死んで安らかになるを祈るか無事を祈るか、どちらが友人として正しいかなどはもう散々考えたので割愛。どうして今回はダメだと確信したかはアダルト・チルドレンの直感なのでそれも割愛。
以上。