教科書と魔法と布のはざまで
最近、FF6をやっています。Appleのセールでなんとお値段840円だったのです。iPadで快適なぼうけんの旅。
同時に、古典ギリシア語とエスペラント語の勉強に励んでもいます。目指せシャンポリオン。
さらに同時に、オタク活動としてぼそぼそと文章を書いています。しめきりがやばい。あとあと、クマのぬいぐるみに服を縫っています。手縫い。
他には、働きすぎなバイトとか、みんななかよし大学院(笑)とか、研究(一時停止)とかとか、愉快に過ごしています。
で、今回ひさびさに筆を執ったのは、「私、なんで勉強してるんだろう……」と、ふと虚無に陥ったからで。
もともと、時間の無駄に対する強迫観念めいたものを持っていて、「ゲームを見たりテレビを見たりするのが楽しいけど、でもその時間に本を読んで知識を増やしたり、文章書いたり、縫い物したりした方が良くない?」と思っていたのです。
でも、気づいてしまいました。そうやって時間を節約して、私の脳に知識が増えても、私が何か作っても、何にもならないことに。
世の中にはもっと頭が良い人々がいるわけで、その人たちは後世の役に立ちます。でも中途半端な私の脳みそは現状のままでも時給数千円を生み出し、それ以上でもそれ以下でもない。
古典ギリシア語でプラトンを読めるようになっても、びた一文増えない(まだ読めないけど)。
エスペラント語で『沈黙』を読めるようになっても、その努力を分かる人はほぼいない(これもまだ読めないけど)(って結局承認欲求かい)。
何時間もかかってクマの服を縫っても、買った方がきれい(不器用)。
人生は徒労。無駄に脳を痛めつけるくらいなら、休ませてあげた方がよいのかしらん。
こう考えちゃった時に、人は子供が欲しくなっちゃったりするのかも。
とりあえず、テレビを買いました。
そういえばこの中に入ってる「ほにゃららサラダ」、ものすごく刺さった。

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